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Channel: 勝又洋のブログ
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ベルト(Champion Belt)への道のり①

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(WBCユース世界Sフライ級王者ジョビー・カツマタ)

今回の戴冠でジョビーの人生は大きく変わりました。以前からジムの中ではジョビーの強さは確信されていましたが、前回の対モニコ戦、そして今回のタイトルマッチを通じて日々進化する姿をファンの方々にお見せすることができたのではないかと自負しています。



ことに今回は、圧倒的に不利といわれた相手と戦い、2ラウンドの間に4回もダウンを奪っての勝利だったので、周囲にもその実力を認めていただけるようになりました。


(ASEAN+Jに出席のために来日中のアキノ大統領に拝眉の栄)

(「坂本博之以来のベルトだ。ずっしり重い」と名誉会長も喜んでいます)


“勝って兜の緒を締めよ”といわれますが、今回だけは大喜びをしたいと思います。といいますのは、前回このブログで触れました通り、今回のタイトルマッチは実現までの道のりが困難に次ぐ困難の連続で、特に試合の3週間前に起きた事故で出場が危ぶまれる大けがをしてしまい、計量の前日まで試合ができなくなる可能性があったからです。



そもそもこの試合は、レネ・ダッケル選手がエロルデジムからUNITEDジムに移籍したところから始まります。

レネは7月23日の「東洋拳闘家対決!」で東洋ランカーの奈須勇樹選手(角海老宝石)と対戦してTKO勝ちしたことから、その実績を買われてUNITEDジムに移籍になりました。その時点で同選手はWBCユースSフライ級王座決定戦の承認を受けていたため、9月30日の「日比対決」でWBCユースのタイトルをかけた試合をする予定でしたが、日本人の対戦者が見つからず、マニラでタイトルマッチをすることになったのです。

ところが、レネがまさかの判定負けを喫してしまい、タイトルを逃がしたばかりか、OPBFのランキングまで失うことになり、そのリベンジのため、ジョビーに白羽の矢がたったのです。

(つづく)








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