新年明けましておめでとうございます。平成26年が始まりました。
今年は干支は午。広野を駆け抜ける駿馬のように疾走の年にしたいと思います。
お陰様で、昨年中は数々の興行を開催させていただき、また年末には勝又ジムにとって実に17年ぶりのチャンピオンが誕生しました。皆様方の格別なるご支援ご協力の賜物です。ここに厚く御礼を申し上げます。
今年もスタッフ・選手が一丸となって、勝又ジムを盛り上げていく所存です。今年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
今年は年末の望年会の後、体調を崩して寝込んでしまったのですが、除夜の鐘とともに地元の小岩神社に初詣。一年の選手・スタッフの安全とジムの発展をお祈りして参りました。
本年の目標は、「チームワーク」と「ベルト」。
ボクシングは個人競技ではありません。F1がそうであるように、リングで戦うボクサーが勝利をつかむためには、スタッフはもちろんのこと多くの方々の協力と支援が不可欠です。その意味でもチームワークは、ジムにとって最も大切なことです。勝又ジムでは、これまで以上にチームワークの精神を以て選手諸君の勝利につながるよう努力します。
また、ボクサーたちは「世界チャンピオン」という頂点を目指して日夜努力をしていますが、世界は誰でも得られるものではありません。我が国は経済力が強いので比較的「世界」のハードルが低いといえますが(もちろんレベルが低いという意味ではありません。チャンスが得られやすいという意味です)、近年アジア諸国・中南米諸国におけるボクシング・ビジネスの成長の影響で、ボクシング界の競争は激化しているといえます。その意味で、その過程において地域タイトルの重要性は相対的に高まると考えるのです。
したがって、勝又ジムでは「チームワーク」と「ベルト」を今年の目標に、日々精進する次第です。
さて、次に今年の予定をお知らせします。(健康上その他の理由で変更になる場合があります)
【2/10後楽園ホール:ジョビー・カツマタOPBFタイトルマッチ】
まず初めに、昨年末に拳の怪我をものともせず比類まれな精神力でWBCユース世界Sフライ級王座を獲得したジョビー・カツマタが、OPBF(東洋太平洋)スーパーバンタム級タイトルに挑戦します。
対戦相手はOPBF同級チャンピオンの和氣慎吾選手(古口ジム)。和氣選手は目下人気No.1のOPBFチャンピオンで、和気選手との対戦が実現したことは、ジョビーにとっても勝又ジムにとっても大変光栄なことです。ご尽力いただいた関係者の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。
ジョビーにとっては、わが国おいて活動していく上で絶好のチャンスです。もちろん、スーパー・バンタムという階級であることや和氣選手の実力を考えると決して安易に勝てる試合ではありません。
しかし、圧倒的不利といわれた対モニコ・ラウレンテ戦、対アンヘリート・メリン戦を勝ち抜いてきたジョビーは、ファンの皆様に喜んでもらえるような好ファイトをみせてくれるものと確信しています。どうかご期待ください。
【3/4後楽園ホール:若松竜太DANGAN95】
昨年は前半屈辱の3連敗を喫した後、心機一転3連勝中の若松は、3月4日に日本バンタム級6位の石田将大選手(本多ジム)と対戦します。本人にとって初めてのランカーとの対戦。何度となくスパーリングした石田選手と後楽園ホールでの真剣勝負に挑みます。昨年末には強盗逮捕協力で日本ボクシング協会から「ボクサーの模範」と表彰を受けるなど、ここのところの若松は心身ともに飛躍的な成長をしています。BoxRecの評価(http://boxrec.com/list_bouts.php?cat=boxer&human_id=490392)でいくと、ダンプカーに軽トラックが衝突するようにみえますが、今の若松ならば必ずや素晴らしい結果を出してくれるはずです。
【3/7後楽園ホール:ハニー・カツマタOPBFタイトルマッチ】
昨年の来日以来、破竹の勢いで勝ち進んでいるハニー・カツマタ(本名:Honey Mae Bermoy)が、東郷理代選手(アルファジム)が持つOPBF女子バンタム級選手権に出場します。現在OPBF女子Sフライ級第1位にランキングされているハニーは、「世界」の声も聞こえてきています。この戦いが今後の展開の方向性を決めます。
【4/5在日米陸軍キャンプ座間:パシフィック・ボクシング・ショウダウンVOL.3】
今回で3回目になるキャンプ座間興行。恒例となった同地での興行はペンタゴンでも好評であると聞き及んでいます。
今回は、重量級対決を始め、遠く祖国を離れて任務に従事する米軍の皆さんにはもちろん、ファンの皆様にも喜んでいただけるようなカードを予定していますので、ご期待ください。
【第4回チャリティー・ボクシング・フェスティバル in EDOGAWA】
開催時期は未定ですが、ここのところ中断していた地元江戸川でのイベントを再開したいと考えています。この取り組みで草の根レベルでのボクシング興行を再認識していただけることを目指します。
その他にも、多くの意欲的な活動を展開しますので、何とぞご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。