在日米陸軍の協力のもと、勝又プロモーションが主催した「PACIFIC BOXING SHOWDOWN IN CAMP ZAMA VOL.III」は、予定通り4月5日に行われ、4000名を超えるお客様にプロボクシングの醍醐味を味わっていただきました。
この興行の実現のためにご尽力いただいた関係者の皆様、そして物心両面のご協力でこの興行を支えてくださった皆々様、本当にありがとうございます。心から厚く御礼申し上げます。
(降雨のため30分早く開場。すでに満員)
今年で3回目となった、このたびの座間興行はタイトルマッチではないものの、OPBFスーパーミドル級チャンピオンの清田祐三選手をメインに、日墨韓仏のプロボクサーたちが手に汗握る真剣勝負を繰り広げました。
(戦いを終えた清田選手)
(元ヒスパニック王者のビクトル・パラシオスを攻める清田選手)
この日の基地への入場者は1万8千人でしたので、入場者の実に4.5人に1人がボクシングを観戦したことになります。
セミファイナルを戦った勝又ジムの“長男坊”長井祐太は、昨年11月に増田靖之選手に判定負けを喫してから心機一転、新たな気持ちでリングに上がりました。対戦者は、孫康辰選手。前回のキャンプ座間興行でチャーリー太田選手と壮絶な戦いをした郭京錫選手がセコンドについてくれました。
(セミは長井祐太)
(鮮やかなKO勝利)
地元からは角海老宝石ジムの"京太郎”こと藤本京太郎選手が出場。元WBA世界スーパウエルター級王者の石田順裕選手との対戦を控えて、フランスから招聘したスパーリングパートナー、カール・ドゥブス選手と3分3ラウンドのガチ公開スパーリングで会場を沸かしました。来年は是非公式戦で出場していただきたいです。
(ヘビー級の迫力を満喫。ピンボケですみません)
(パートナーのDUBUS選手)
第1回第2回と座間興行のメインをつとめてくれたチャーリー太田(八王子中屋)は世界戦が照準距離に近づいてきたため、リングサイドでの応援のみになりましたが、世界戦へ向けての力強いメッセージで会場は大いに沸きました。昨年のタイトルマッチで拳を交え、壮絶な打撃戦を戦った郭京錫選手もリングで挨拶。男の熱い友情を語りました。
(八王子中屋ジムのチャーリー太田選手)
さて、この日のアンダーカードの注目は、何といっても勝又ジムのニューフェイス、神田桃子の復帰第1戦です。
(神田桃子)
神田桃子は、JBC公認前の2006年(平成18年)にプロデビューしたベテラン女子ボクサーです。このたび、前所属ジムである井岡ジムのご厚意で勝又ジムの所属になり、約2年ぶりに日本のリングで戦う姿を披露しました。
(メキシカンとの戦いに会場は沸く)
キャンプ座間での興行は、日米友好親善が大きなテーマですが、同時に祖国を数千キロ離れて国防の任に就き、一旦緩急あれば戦地へ赴く兵士たちにひと時の娯楽を提供することも大きな目的です。
その意味で、陸軍におけるヒスパニックの割合が高いことから、今回は是非メキシコ人ボクサーに参戦してもらいたかったのです。しかも、男性の割合が高い陸軍にあって、女子ボクシングは非常に人気があります。このカードがどれだけ会場を盛り上げたかは多言を要しないでしょう。
試合結果は以下の通りです。
4回戦 バンタム級
× 大内 法仁 (勝又) 117 3/4P(53.4Kg)
判定 0-3 ( 36-40・37-40・37-40 )
○ 佐藤 亨也 (スパイダー蓮浄院) 116 1/4P(52.7Kg)
4回戦 53.0 Kg契約
○ 田中 智沙 (勝又) 116P(52.6Kg)
KO1R 1'50"
× 下岡 由美子 (横田スポーツ) 113 3/4P(51.6Kg)
6回戦 スーパー・バンタム級
○ 藤本 直人 (新日本木村) 121 1/2P(55.1Kg)
TKO6R 0'13"
× 小山 哲也 (横田スポーツ) 121 1/4P(54.9Kg)
6回戦 49.4 Kg契約
○ 神田 桃子 (勝又) 107P(48.5Kg)
判定 3-0 ( 59-56・59-57・59-56 )
× カロル・カストロ・マドリッド (メキシコ) 109P(49.4Kg)
8回戦 スーパー・フェザー級
○ 長井 祐太 (勝又) 127 1/2P(57.8Kg)
KO4R 0'30"
× 孫 京辰 (韓国) 127 1/2P(57.8Kg)
8回戦 78.0 Kg契約
OPBF東洋太平洋スーパー・ミドル級チャンピオン
○ 清田 祐三 (フラッシュ赤羽) 172P(78.0Kg)
TKO5R 1'35"
× ビクトル・マヌエル・パラシオス (メキシコ) 172P(78.0Kg)
その意味で、陸軍におけるヒスパニックの割合が高いことから、今回は是非メキシコ人ボクサーに参戦してもらいたかったのです。しかも、男性の割合が高い陸軍にあって、女子ボクシングは非常に人気があります。このカードがどれだけ会場を盛り上げたかは多言を要しないでしょう。
試合結果は以下の通りです。
4回戦 バンタム級
× 大内 法仁 (勝又) 117 3/4P(53.4Kg)
判定 0-3 ( 36-40・37-40・37-40 )
○ 佐藤 亨也 (スパイダー蓮浄院) 116 1/4P(52.7Kg)
4回戦 53.0 Kg契約
○ 田中 智沙 (勝又) 116P(52.6Kg)
KO1R 1'50"
× 下岡 由美子 (横田スポーツ) 113 3/4P(51.6Kg)
6回戦 スーパー・バンタム級
○ 藤本 直人 (新日本木村) 121 1/2P(55.1Kg)
TKO6R 0'13"
× 小山 哲也 (横田スポーツ) 121 1/4P(54.9Kg)
6回戦 49.4 Kg契約
○ 神田 桃子 (勝又) 107P(48.5Kg)
判定 3-0 ( 59-56・59-57・59-56 )
× カロル・カストロ・マドリッド (メキシコ) 109P(49.4Kg)
8回戦 スーパー・フェザー級
○ 長井 祐太 (勝又) 127 1/2P(57.8Kg)
KO4R 0'30"
× 孫 京辰 (韓国) 127 1/2P(57.8Kg)
8回戦 78.0 Kg契約
OPBF東洋太平洋スーパー・ミドル級チャンピオン
○ 清田 祐三 (フラッシュ赤羽) 172P(78.0Kg)
TKO5R 1'35"
× ビクトル・マヌエル・パラシオス (メキシコ) 172P(78.0Kg)